Charのぽてぽて韓国旅

韓国で見つけた「👀!」や「♡✨」の旅日記。キラキラ・アクセサリー・化粧品・美容にアンテナ立ちまくり。

そもそものお話し

先日、職場の永年勤続とやらでちょっとした表彰を受けました👀👏✨

って言っても今の職場ではまだ5~6年程なんですがね。でも、「もうここで仕事しはじめてそんなに経つのか~」と物思いにふけりつつ、今までの事をぼんやり思い返してみたり。

 

20代半ばになった頃、漠然と不安になった時期がありました。それもかなり長期間。波もありつつ4~5年は続いたかな。もっとかも。真っ暗に思いつめた不安というより、ぼんやりとモヤがかかったトンネルの様な感じ。

 

周りでチラホラ結婚の話が聞こえはじめ、なんとなく30代が未来にぼんやり見え始めた時期だったと思います。「自分には何があるんだろう」「自分の武器ってなんだろう」「私はこれからどうしたいんだろう」ーそんな事が頭の中に浮かぶようになりました。それまでは学生の延長でなんとなく勢いのまま流れに身を任せて来たけど…私これからどうなるのかな。…って。

 

その頃の自分はとにかく自分に自信が欲しい!と思っていた気がする。「私にはこれがある」と言える何かが欲しい…って。不器用で、どちらかと言うと悩み多き学生時代を過ごしてきた自分にとっては、社会人になってからようやく、それまでの学校のしくみや社会の仕組みが分かってきたように感じていました。大人になってようやく、学生時代は言われてもやらなかった勉強や知識に対して欲が沸いてきた。笑

 

その頃の自分の職場では周りに元CAの人がいたり、日本語教師の夢を持っている人がいたり(後に彼女は韓国で日本語教師をすることになる)、30代になって大学で中国語の勉強をしながら仕事をしてる人なんかがいて、まあ、語学に関心のある類の人が多かった。自分も学生時代、オーストラリアにホームステイに行ったり(超ド短期ステイだけど)、親の教育方針やらもあったりで一時期英語だけは頑張って勉強していた事があったけど、それも完全に過去の産物で、読み書きはまだしも会話はまったくもって使い物にはならなくて。ほんと中学生以下。なんというか、そういう物が結局ちゃんと身に付かなかったのも、やらされている勉強としか思えてなかったからだと今なら分かる。それらの能力を身につけたらどんな世界が広がっていて、自分にどんな選択肢が持てるか、学生の頃の私は分かっていなかったし。

 

自信をつけたい!と思っても何をどうすればいいか分からなかった私は、とりあえずなりたい自分を想像する事からスタートして「3年後、こんな事が出来る自分だったらいいな」と思えるポイントをピックアップする事から始めました。その中に語学があった。言葉は絶対に損にはならない。中途半端だった英語ももう一度頑張りたい。そして、昔から親が繰り返し言っていた「母国語を含めて良いから三カ国語話せるようになりなさい」という言葉が、頭の片隅に浮かんでいたから。

とにかくじっとしていたくなかったし、自分がどこまで出来るか試したくて、中学英語の復習を始め、3年後の自分に向って何から順番にやっていくか…一人黙々と計画を立てたりしました。

 

その頃、世間は韓流ブームもすっかり日本の世の中に浸透していた頃だったけど、正直私は全ーっく興味がなかった。元々昔から、人気のアイドルや同世代がワーキャー言う事柄に興味を持てなかったし、嫌いなワケでもないけれど芸能人や歌手については全く知識も関心もなく、Kpopなんてよそ様の事だったわけです。

 

でもでも…。。今振り返るとこの時、既に今に繋がる出来事が立て続けに起きていました。

まず、職場の休憩室にあったテレビが壊れ、休憩中に見れる番組が当時、東方神起チャンミンが出演していた韓国ドラマ「パラダイス牧場」の再放送のみになっていた…(笑)。チャンネルが壊れて他の番組は見れない為、もはや選択肢はなく強制的に見る事になりました。。(職場の他の女の子達はテレビが見たいので、テレビを消すという選択肢は最初から皆無)

 

つづいてその年の冬、親友と入った居酒屋で「ホットク」という韓国のデザートがメニューに書かれていました。で、食べてみたらおいしかった。既に女子旅で韓国へ行く人が大量発生していた頃なので、ノリの良い親友と、近いし安いし「韓国へ行って本場のホットクを食べよう!」という話になり、初渡韓を経験しました。

 

初めての韓国は私にとってとても新鮮でした。それまで英語圏の国はいくつか行った事があったけど、アジア圏への海外旅行は初めてだったし、目に入る言語がアルファベットじゃない事が思いのほか新鮮だった。

それに、反日というワード聞いて不安も抱えていたけど、初韓国の印象としてはむしろみんなとても親切だった。見知らぬおじさんが、地図を広げる私たちを駅まで案内してくれたり、サラリーマンのおじさんが「私も日本で仕事していたことがあるんだ」なんて声を掛けてくれたり。とにかく韓国の第一印象が良かったわけです。

 

その後、駄目押しの出来事が起こります。

帰国後、テレビで年末の音楽番組を見ていてた時。例のチャンミンがいる東方神起がその番組に出演していたんですが、その番組、音響のせいなのか、出演していた日本人歌手がことごとく音を外しているように聴こえたんですよねー。

そこへ来た東方神起。今思えば、その時歌っていたその曲がたまたま私の好みだった…ってのも大きいんですけど、なんか……………むっちゃかっこよかったんです。。。

それまで「KPOP…?…ワカリマセン(゚д゚)」状態だったのに、その時、テレビに映るそのステージに釘付けになった。で、思ったわけです。

「1ミリも興味を持っていなかった私を一瞬で引きつけたこの人たち…すごくない??」と。笑

なんか、文章にするとやけに上からな気もしますが、それまで何も関心を持っていなかった自分にとっては、それが正直な感想でした。さらに私の脳内は進みます。

 

「一般人の私より超絶ハードスケジュールで、寝る間もないほど時間がないはずなのに、なんで日本語こんなに上手いんや……??いつ勉強してるん…」

 

 

「…………なんか悔しい。。。。」。。

 

まあ、どうやら自分は負けず嫌いだったようです←

勝手に悔しがってるだけですけども。

 

でも、そこから韓国の人たちのストイックさや情熱のような物に関心や興味を持ち始めると同時に、20代の人生について迷いながら、道しるべの様な物を探していた自分としては、なんというか危機感のような物も感じたんです。自分はこんなに努力してたかな。と。

何かを限界まで頑張ってみたり、試してみたりしたいという気持ちがその頃からさらに強くなった気がします。

 

 そしてその次の春には、新年度から始まるNHKテレビの韓国語講座を録画する日々が始まりました(笑)

なんならあの頃が1番真面目に勉強してたかも。。 

 

その後現在の会社に移り、今は仕事上でも日々韓国を含む様々な外国の方と接する機会に恵まれています。今の会社に来る前は、ここまで韓国の方と接する機会が多い職場だとは思っていなかったので、これも何かの縁だったのかなーと不思議に思ったり。

 人生に悩んでいたあの頃から、そもそも今に繋がる流れが出来ていた気がして。

 

 

言葉を学ぶこと、文化を知り感じる事で楽しさや発見がある一方、簡単に乗り越えられると思っていた違いに想像以上に戸惑ったり、摩擦が起きたりという事も当然ながらあります。相手の意見がどうしても受け入れられなくて、韓国人の友達と泣いて喧嘩をした事もありました。それも今では思い出です。

 

これからも泣いて笑って、きっとそんな思い出が増えていくんだろうな~と思った1日でした。

永年勤続…よく頑張った。自分!